テレキネシス〜山手テレビキネマ室〜(1)

意地の悪い読み方をすれば「金魚屋古書店のマンガを映画に置き換えて、舞台をテレビ局に移した(だけ)の作品」なんですが、これはこれで非常によくできたマンガです。
取り上げられている映画は、「風と共に去りぬ」や「サンセット大通り」、「愛と青春の旅立ち」など、古典ではあってもマニアックな映画ではないので、あまり映画に詳しくない人でもとっつきやすい。
テレビ局を舞台にしたサラリーマンものとして読むこともできるし、金魚屋古書店と比べて間口の広い作品に仕上がっています。
映画についての解説もついていて、薀蓄マンガとしても使えます。